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「私の国ではこんなにたくさんない」グミ市場が過去最大に!“日本の駄菓子”海外で人気【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

グミの売り上げが大幅に伸び、市場規模は過去最大に!海外進出に乗り出す動きも出てきています。

■「私の国ではこんなにたくさんない」“世界トップレベル”で海外人気

良原安美キャスター:
グミ市場の勢いがすごく、海外にも進出しています。

「コロロ」(UHA味覚糖・各160円)は、2月からアメリカで販売を始めていて、中国、韓国、台湾、タイなど、10の国と地域で販売しています。また、「忍者めし」の海外進出も検討中だそうです。

ビックカメラ新宿東口店では、グミを200種類以上取り揃えているといいます。

ビックカメラ全店の人気グミの1位は「コロロ」(UHA味覚糖)、2位は「ニッポンエール」全国ご当地グミ(JA全農)、3位は「フェットチーネグミ」(ブルボン)となっているそうです。

なぜ海外の人にも人気なのか、購入者に聞きました。

フランスから
「私の国で果物のグミは、こんなにたくさんない」

台湾から
「みんな(日本に)来たら、必ずグミを買って帰る」

海外のグミとの違いについて、日本グミ協会の武者慶佑名誉会長に聞きました。

欧米のグミは、味や弾力などのバリエーションが少なく、子どもの顎を育てる目的もあるみたいでカラフルなものも多いとのことです。

日本のグミは、味や弾力など種類が豊富で、世界トップレベルだということです。

■販路開拓で売上が10倍以上に 世界から注目“日本の駄菓子”

良原キャスター:
グミの他に、日本の駄菓子が世界から注目を集めています。

「ベビースターラーメン」(おやつカンパニー)は、中国、台湾、アメリカ、イギリス、イタリアなどに進出しています。

「ミニコーラ」(オリオン)は、1980年頃から香港へ輸出し、現在はシンガポール、タイ、ベトナムなどでも販売しています。

「ココアシガレット」(オリオン)は、香港、台湾、タイ、ベトナムに輸出をしているということです。また、コーラ味の商品は、パッケージの犬のキャラクターがかわいいと、中国で人気があるそうです。

「ブラックサンダー」(有楽製菓)は、韓国、中国、アメリカなど、14か国に輸出しているということです。

また、日本でいま急激に売り上げを伸ばしている駄菓子があります。

「パチパチパニック」(アトリオン製菓・各43円)は、10年前と比べて、売上が10倍以上に伸びているといいます。

100円均一ショップなどに販路を開拓しているのが理由だそうで、今後は主にアジア圏で海外展開を予定しているということです。

駄菓子の販路が多様化しています。駄菓子店が減っていく中で、コンビニ、100円ショップ、スーパーマーケット、ショッピングモールなどに多様化しているそうです。

■「このお店は分譲」 タワマンに駄菓子店

良原キャスター:
また、東京都荒川区の駄菓子店「大屋商店」は、40階建てのタワーマンションの2階部分に入っています。さらに、JR日暮里駅前という好立地です。

大屋商店 店主 大屋律子さん(83)
「賃貸じゃなくて、このお店は分譲だから。(常連が)親戚へ送るとか、海外にお土産で持っていくとか、そういうのでみんな買って行ってくれますね」

もともと、この土地に店舗があったんですが、開発による移転が続いて、タワマンの2階部分に入っているそうです。

駄菓子の卸売業なので、地域のお祭りなどで大量に購入してもらえるそうです。80年続いているということです。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
知り合いも、日本のお菓子を集めて海外に輸出するみたいなことをやっているのですが、すごい伸びているそうです。

ご当地のお菓子やお土産などもすごく人気で、京都の詰め合わせなどもすごく流行っていると言っていました。

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<プロフィール>
秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 34歳
神奈川の農家に生まれる

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