トヨタ自動車 春闘で組合要求に｢総額で満額回答｣ 5年連続 人事評価制度の見直しで配分は今後検討へ

きょうトヨタ自動車は、ことしの春闘で労働組合が求めた賃上げとボーナスについて5年連続で満額回答をしたと発表しました。ことしの春闘でトヨタの労働組合は賃金については要求額を職種などに分けて提示し、最も高いケースで月2万4450円の賃上げを求め、ボーナスについては過去最高となった去年と同じ7．6か月分を要求していました。トヨタはきょう会見を開き、賃上げとボーナスについて組合の要求に総額で満額回答をしたと発表しました。

満額回答は5年連続です。今後、一律で評価される人事制度を見直し、メリハリのつく評価制度を導入する方針のため、配分についてはこれから検討するということです。

トヨタによりますと、ことしの春闘では賃上げなどの動きをサプライチェーン全体に浸透させるための話し合いも並行して行い、関係会社や組合を交えた意見交換会も行ったということです。

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